「母親は子どもが3歳になるまでは子育てに専念すべき」
こんなことを聞いたことはありますか?
そう思う?そう思わない?どちらでしょうか?
女性ばかり30代~70代の方に、定期的に講義やワークショップをさせていただいています。
とある日の授業で、0歳児の子育て中の女性が、
「今は子どもとの時間を思い切り楽しみたい。」という発言をした時のこと。
それに対して、2人の70代の方が、全く違うことを言ったのが印象的でした。
「あなたはエライわね。うちの嫁は仕事ばっかりで孫がかわいそうで。」
「あなたはやりたいと思うことができて幸せね。」
どう感じますか?
輝くママを応援!ママのやりたい!を応援!
という団体やコミュニティ、サークルなど、各地にたくさんありますが、
「子どもが3歳までは子育てを楽しもう!」
と、大きく書いてあるのを、団体を紹介するWeb上で見かけたことも。
本人たちでも、そんなことを言ってしまうのかと、ちょっとがっかりしたことを覚えています。
「母親は子どもが3歳になるまでは子育てに専念すべき」
そんな神話が、いまだ語り継がれています。
その意図として、
子どもは母親の愛情たっぷりで育てることが正しい。
そう言いたいのを理解できないわけではないですが、
これは、時代の変化と共に、いまや神話と言われています。
なんで3歳?何の根拠もないようです。(経済社会で作られた幻想?)
子育てと両立しながら働くママはどんどん増えていて、
子どもに対する愛情表現の仕方は多様化しています。
子どもと24時間、一緒に居続けることだけが、母親の愛情の注ぎ方ではない。
そんな時代になっています。
母親の誰もが、働き続けるべきだとは思っていません。
自分が本当にやりたいことは?
自分の心に正直になってください。
社会とつながりたい!自分を活かしたい!成長したい!
そう思うタイミングは、人それぞれです。
子どもの入園、入学など、子どもの成長に伴って、
いつであっても、早いも遅いもありません。
子育てを楽しむもよし。
自分の時間を大切にするもよし。
バリバリ働くもよし。
子育てとお仕事を両立する、両立起業もよし。笑
「子どもがいるのに何で働くの?」
「母親が働くなんて子どもがかわいそう。」
そう言われないまでも、そんな否定的な視線を感じながら、
孤軍奮闘している女性のみなさんを応援しています。
自分自身の想いを、大切にしてほしいと願っています。
それが子どもたちにも、いい影響を与えると信じてやまないので。