自分が制作したものの値段をどう決めればいいか分からない。
自分の講師料をいくらにすればいいか分からない。
良く聞く悩みです。
息子が小4になったばかりの頃のことです。
どうしても欲しいゲームソフトがあるのに、買ってもらえる誕生日はずっと先。
どうしたら自分で買えるか、考え始めました。
週1でもらえるお小遣いを使わず貯めていったら、
どれくらいの期間で買えるかをまず計算。
そんなに長い時間、我慢できない。と分かり、
次は、お金を得る方法がないか、いろいろ考えました。
お手伝いをしたらお小遣い。というルールは、我が家にはなかったので、
私と夫に、こんなことを提案します。
「自分がやった家のことを、いいと思ったらお金を入れて欲しい。」
と、貯金箱をリビングに設置。説明、お願いされました。
この結果は、
「お風呂掃除をしてくれて気持ち良かった!」と、
(やさしい)夫が入れてあげた、たった50円玉1枚。
息子がこれはダメだと思うまでの時間は短かくて、あっという間に撤収。
私は、いくら入れてあげればいいか、考えている間に終わってしまいました。
応援したい気持ちはあったんですけどね。
そして、次にやったのは、よくある「マッサージ屋さん」です。
しかし、今度はちゃんとメニューを作り、リビングに貼りだしました。
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・せなか押し (5分)50円
・かたもみ (5分)50円
・足つぼ (5分)50円
・好きなところ(5分)70円
・明日がいい日になるマッサージ 120円
(せなか押し5分、かたもみ5分、好きなところ5分)
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「好きなところ」はちょっと割高。同じ時間で、他より20円高い。
そして、足して170円になるメニューの値段を、1回分にもなる50円もお得に。
しかも、今日の疲れを明日には持ち越したくない!という夜に受けたくなるネーミング。笑
考えてる!
聞けば、参考にしたものはないそうで、どこでこんなこと覚えたのかな?
子どもはすごいな~。と思ったメニューでした。
(学童の先生の肩をもんだりして、経験も積んでいたというから、また関心!笑)
値付けをしないということは、
いくらなら払ってくれますか?と、お客様に考えさせる=負担を与えることになります。
入れる金額が決まっていない、リビングに置いた息子の貯金箱と同じ。
小4に負けずに、値付けは自分でしてください。
息子は、私の想像よりも早く、ゲームソフトを自分で買いました。
お小遣いを貯め、私のマッサージをがんばっているうちに、
あと少しの不足分を支援してくれるスポンサーが現れたので。笑
メニューはそのまま貼ってありますが、
私が息子のマッサージをしてあげている方が、多い気がします。
もちろん無償ですけど。笑